ひざ関節痛、腰痛、骨粗しょう症の治療、ブロック注射を行っています。

ひざ関節痛(変形性ひざ関節症)

「変形性ひざ関節症」は外傷や加齢により、関節に炎症が起こり痛みが生じる病気です。
発症には体重や運動、姿勢などの生活習慣に加え、気温の変化等の環境の変化が関連していると言われています。
50歳代以上の男女、特に女性に多く、40歳代から徐々に増え始めます。60歳代の女性の約40%、70歳代の女性の約70%1)がこの病気にかかっていると言われています。
初期の症状には保温・湿布等の外用薬で改善しますが、変形が進むとヒアルロン酸の関節内注射が必要になります。
大腿骨四頭筋訓練により症状が改善することが知られています。
日常生活に必要な歩行にも障害があれば、人工関節置換術等の専門的な治療が必要になります。

腰痛

腰痛の原因となる病気は様々です。筋肉由来の腰痛は安静・加湿・湿布等で軽快します。
ぎっくり腰・捻挫等の急性腰痛は、2~3週間の安静と鎮痛剤の内服が必要になります。
慢性的な腰痛は、腰椎の変形・加齢によるものが大部分です。下肢への放散痛を伴うものは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因のことが多く、レントゲン検査・CT・MRI等の詳しい検査が必要になり、症状に応じた循環改善剤と鎮痛剤の内服が必要になります。

骨粗しょう症 骨密度検査

女性は更年期以降、骨の強度が低下して「骨粗しょう症」になります。
転倒により、脊椎圧迫骨折や股関節・手関節の骨折を起こすことで寿命が短くなります。
そのため、更年期以降は定期的な骨密度検査が必要になり、骨密度の低下の度合いに応じて適切な治療法の選択を行うことが大切です。

ブロック注射(神経ブロック療法)

痛みを伝達する知覚神経や血流に関わる交感神経などをを麻酔薬でブロックすることで、痛みを軽減します。
痛みの原因、部位、強さなどに応じて種々の神経ブロックを使い分けます。